知事、シンガポールへ出発 産業振興公社事務所開所式に出席


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出発式に参加する翁長雄志知事(左から4人目)や同行する経済ミッション団のメンバー=21日午前、那覇空港国際線旅客ターミナル

 翁長雄志知事は21日午前、県産業振興公社シンガポール事務所の開所式に出席するため、25日までの4泊5日の日程でシンガポール視察に出発した。翁長知事は24日の開所式に先立ち、リゾートワールド・セントーサ視察、チャンギ空港グループなどへの表敬訪問を予定している。視察には県内経済界の代表による経済ミッション団も同行し、ハラール(イスラム教対応食)工場やシンガポールエキスポ(巨大国際展示場)などを視察する。

 約90人の訪問団が那覇空港国際線旅客ターミナルで出発式を開き、翁長知事は「アジアの経済的な活躍と沖縄が持つソフトパワーを連動させ、県経済の発展につなげたい」とあいさつした。また、沖縄とシンガポール間の直行便就航に向けて現地でトップセールスを展開する考えを示した。
 シンガポール事務所は県が掲げる「アジア経済戦略構想」と連動させ、東南アジアからの観光客の増加や国際物流ハブの拡大につなげる狙いがある。
【琉球新報電子版】