「大きく育ったぞ」 国頭・安田小で稲刈り体験


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慎重に鎌を使って稲を刈り取る児童ら=13日、国頭村立安田小学校

 【国頭】国頭村立安田小学校(盛本哲夫校長)で13日、稲刈り体験があった。同校は総合学習の一環で植え付けから収穫まで取り組んでいる。

 ことしも全児童7人と教諭、保護者、さらに、安波小学校の児童9人も加わって稲刈りに汗を流した。
 3月10日に植え付けた稲は例年より少ない本数だったが、たくさんの米をつけて垂れていた。児童らは畑の中をはだしでぐちゃぐちゃと音を立てて歩き回りながら、慎重に鎌を使い、手をいっぱいに広げて握れる分の稲を刈り取った。
 4月に転校してきた6年の仲村想子(ここ)さん(12)は「初めての体験だけど、刈った後がすがすがしくて楽しい」と話した。5年の比嘉匠磨(しょうま)君(10)はことしで5回目。「自分で刈った米はうまいし、親もおいしいと言ってくれた」と汗を拭った。
 刈り取った稲は体育館で干して8月31日に脱穀し、9月13日の運動会で振る舞われる予定。