東芝は21日、組織的な利益水増し問題に関し、同日付で田中久雄社長、佐々木則夫副会長、西田厚聡相談役の社長経験者が辞任し、社長を22日から室町正志会長が暫定的に兼務すると発表した。東芝を揺るがす会計問題は、歴代トップがそろって引責辞任する異例の事態に発展。田中氏は記者会見で自らの経営責任を認めて謝罪したが、意図的に部下にプレッシャーをかけたことはないとの認識を示した。
東芝は監査委員会の委員長に社外取締役を起用するなど再発防止策も明らかにした。
田中氏は21日夕、東京都内の東芝本社で会見し「株主をはじめ、全ての皆さまに心よりおわびする」と謝罪した。
(共同通信)