県内6月観光客61万人 33ヵ月連続前年超え


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 沖縄県が21日に発表した6月の入域観光客数は前年同月比9・5%増の61万人となり、6月としては過去最高を更新した。前年を上回ったのは33カ月連続。外国人客は前年同月比56・2%増の14万9200人と大幅に増え、4月から3カ月連続で単月の過去最高を更新した。全体の24・5%で、観光客の4人に1人が外国人となった。一方、東京と名古屋方面の旅行商品販売の伸び悩みにより、国内客は前年同月比0・2%減の46万800人となった。

 県観光政策課は「航空路線の拡充やクルーズ船寄港の大幅な増加により、外国人観光客数が伸びた」と説明した。減少した国内客については「一時的なもの」と分析しており、7月以降は機材の大型化や路線の拡充などで堅調に推移するとみている。国内客が減少したのは3カ月ぶり。
 外国人客は台湾が50%増の6万1800人と最多だったが、増加率では中国本土が最も高く、119・5%増の2万5900人となった。国籍別でみると、台湾が41%と最多で、中国本土が17%と続いた。韓国は13%で1万9100人だった。
 国内客数は関西、福岡方面で増加したが、東京と名古屋で減少した。人数は東京方面が最多の21万5200人、次いで関西方面が10万6300人だった。