東芝、8月に新経営陣公表へ 財務改善、信頼回復急ぐ


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 東芝は22日、組織的な利益水増し問題の責任を取って歴代トップが辞任したことを受けて新たな経営陣の人選に入った。8月中旬に公表し、信頼回復を急ぐ。

 保有していたフィンランドのエレベーター関連企業の全株式売却が完了し、売却益は約1130億円になる見通しであることも22日発表した。保有する株や不動産の売却、事業の構造改革で財務体質の改善を進める。売却益は2016年3月期決算に反映される見通しだ。
 新経営陣公表に先立ち、21日に辞任した田中久雄社長、佐々木則夫副会長(前社長)ら8人を除く取締役、執行役の処分を7月下旬に発表する。
(共同通信)