東芝、利益偏重転換へ 「チャレンジ」廃止


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 利益水増し問題で歴代3社長が辞任する事態に発展した東芝は22日、原因となった利益至上主義からの転換に向けた体制刷新に着手した。社内で「チャレンジ」と呼ばれる高めの利益目標をやめ、損失先送りなどにつながる問題取引の排除も徹底する方針。第三者委員会に「不適切な会計処理が組織的に実行された」と批判された社内風土の改革を急ぐ。

 東芝は「チャレンジ」のほか、従来のやり方では達成できない高い目標を設定して実現を目指す「ストレッチ」など、部下への圧力につながりかねない取り組みの一掃を進める。
(共同通信)