合併新会社は「ゆがふ製糖」 社長に翔南・知念氏


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 球陽製糖(うるま市、志良堂勝啓社長)と翔南製糖(豊見城市、仲里源勇社長)が合併し、9月に設立する新会社の名称が「ゆがふ製糖」となることが22日、分かった。

志良堂、仲里の両社長は退任し、知念宏彦翔南製糖常務が新会社の社長に就任する見通しだ。両社は合併に向けて5月までに従業員の希望退職を募り、計30人が退職に応じたことも分かった。
 サトウキビの減産に伴う工場稼働率の低下に加え、翔南製糖の工場敷地の借地権がことしで切れることから、両社は「合併推進委員会」を発足させ、球陽製糖への工場統合を数年かけて水面下で模索していた。合併後の本社は現在の球陽製糖に置く。(上江洲真梨子)