NY原油、終値50ドル割れ 供給過剰感、再び強まる


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 【ニューヨーク共同】22日のニューヨーク原油先物相場は供給過剰感が再び強まって反落した。指標の米国産標準油種(WTI)9月渡しの終値は、前日比1・67ドル安の1バレル=49・19ドルと約3カ月半ぶりに50ドルの大台を割り込んだ。

 この日発表の米週間石油統計で市場予想に反して原油の在庫が増えたことから、需給の緩みに対する懸念が再び高まった。ドルが主要通貨に対して上昇し、ドル建てで取引される原油先物に割高感が出たことも相場を押し下げた。
 市場関係者は「このまま原油安が続けば、年末には石油メジャーが絡んだ企業合併も出てくるだろう」と話していた。
(共同通信)