1~6月の貿易赤字、77%縮小 原油安で輸入額減


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 財務省が23日発表した2015年上半期(1~6月)の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆7251億円の赤字だった。原油安で輸入額が減少し、赤字幅は比較可能な1979年以降で最大だった14年上半期の7兆6282億円と比べ、77・4%減と大幅に縮小した。

 東日本大震災が起きた11年上半期以降、赤字は半期ベースで9期連続。赤字幅は14年下半期から連続で減少しており、貿易赤字の縮小傾向が鮮明になった。財務省は今後の見通しに関し「原油価格の動向に左右される」としている。
(共同通信)