第一航空が新機体導入 那覇―粟国路線で来月2日就航


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新たな機体のイメージ図を手にする西川昌伸社長(左)と新城静喜粟国村長=23日、県庁

 第一航空(本社・大阪府八尾市)の西川昌伸社長らが23日、県庁で会見し、県内路線で新たな航空機2機(計約19億6670万円)を導入すると発表した。1機は8月2日から粟国―那覇線に就航させる。もう1機は今秋に石垣―多良間、石垣―波照間線に就航させる予定。

 西川社長は「より地域に密着した運航をしたい。より多くの観光・商業利用ができるように村とタイアップしていきたい」と語った。
 新たな航空機は国と県の全額補助で購入した。機体はカナダのバイキングエア社製の「ツインオッター」で、乗客の定員は19人。粟国―那覇線は現在、9人乗り2機が運航しているが、新たな機体の導入で1機体制に移行し、60%台半ばで推移している搭乗率のてこ入れを図る。機体には粟国島などのご当地キャラをあしらい、かわいらしいデザインに仕上げた。
 会見に同席した新城静喜粟国村長は「安全運航で島の発展に尽力をお願いしたい」と話した。
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