サムスン、5四半期連続減少 スマホの世界出荷調査


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 【ニューヨーク共同】米調査会社IDCが23日発表した4~6月期のスマートフォン世界出荷台数調査によると、首位の韓国サムスン電子は前年同期比2・3%減の7320万台と5四半期連続で減少した。上位5社で台数が減ったのはサムスンだけで、スマホ事業の苦戦があらためて浮き彫りになった。

 サムスンはスマホ事業のてこ入れを目指して、4月に新機種「ギャラクシーS6」を投入したが、同じ高価格帯では米アップルの「iPhone(アイフォーン)6」に押されている。低価格帯でも中国勢との競争が激化し、シェア低下に歯止めがかからない状況が続いている。
 アップルは34・9%増の4750万台と2位。中国での販売が伸びている。中国勢では、3位の華為技術(ファーウェイ)が2990万台(48・1%増)。4位の北京小米科技(シャオミ)と5位の聯想(レノボ)グループも台数を増やした。
 全体の出荷台数は11・6%増の3億3720万台。四半期では過去2番目に多かった。
(共同通信)