三菱自動車、米国生産撤退へ 販売低迷で拠点売却


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 三菱自動車が米国での自動車生産から撤退する方針を固めたことが24日、分かった。現地での販売が振るわず、稼働率が低迷しているためで、生産拠点の売却交渉に入る見通し。今後の海外投資は成長が著しいアジアに集中する。

 三菱自は2012年にオランダの生産子会社を売却し、欧州連合(EU)内での生産から撤退した。日本の自動車大手で、市場規模の大きい欧米いずれの生産もやめるのは初めてとなる。
 三菱自は1988年に合弁で米イリノイ州に工場を稼働させ、その後に全額出資とした。撤退の詳しい日程は今後詰める。
(共同通信)