【シンガポール=阪口彩子】県産業振興公社のシンガポール事務所開所記念事業の一環で、県と県内事業者らは24日、シンガポールのシャングリラホテルで県産品商談会、企業誘致セミナー、全国特産品展示会を開いた。訪れたシンガポールの事業者らは、県産品や日本全国の果物などを試食したり、県内事業者らと商談したりするなど沖縄に興味を示していた。
県物産公社や県食肉輸出促進協議会などの県内企業が6ブースを構え、オリオンビールやモズク、県産豚肉など約70アイテムをPRした。紅イモタルトを試食したジェード・シェンさんは「とてもおいしい。沖縄に行ったことはないが、この商談会で沖縄の食のことを知ることができてうれしい」と話した。
那覇空港を中継拠点(ハブ)とする国際航空貨物事業の説明があり、沖縄県産品以外にも青森、愛媛、静岡、熊本県産の生鮮食品をPRする場も設けられた。
企業誘致セミナーは、県内のITやバイオ関連企業ら7社が参加し、共同研究や企業連携などの個別相談会も実施した。