EUがギリシャ支援協議見送り 安全の問題が理由


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 【ロンドン共同】欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)は24日、アテネで始める予定だったギリシャへの金融支援の実務者協議を見送った。安全の問題が理由で、適当な場所を確保できなかったという。ロイター通信などが伝えた。

 ギリシャは23日までにEU側が支援再開の条件に求めた法制化手続きをすべて終えた。両者は、8月半ばの正式な支援決定を目指し、財政再建策の取り組みを点検したり、支援内容を詰めたりする方針だ。
 25日にも協議を開始したい考えだが、遅れる可能性もある。
 ギリシャ国民の間には緊縮策を強く要求するEUなどへの反発が強く、安全を考慮したとみられる。
(共同通信)