TPP、米産コメ輸入協議決着へ 全体交渉は予断許さず


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 【ラハイナ(米ハワイ州)共同】政府が環太平洋連携協定(TPP)交渉で、米国とのコメ協議を決着させる最終調整に入ったことが25日分かった。主食用の米国産米5万トンを輸入する無関税の枠を協定発効直後に新設し、10年以上かけ7万トンに拡大する。輸入は義務化せず需要に応じた取引とする。

 既存のコメの無関税枠では円安などを背景に実際の輸入は少なく、新たな枠を設けても現時点で国内米価を急落させる輸入増にはつながらないと判断した。
 TPP交渉に参加する12カ国全体では、カナダの乳製品の市場開放などが難航、閣僚会合で大筋合意するかは予断を許さない。
(共同通信)