キビ支援など要望 南部市町村、県農水部と懇談


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農林水産業の振興に向け意見交換する県農林水産部幹部と本島南部市町村長ら=24日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー

 南部市町村会と南部地区市町村議長会は24日、県農林水産部との行政懇談会を那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで開いた。10市町村から県に対し17の要望があり実現に向け意見交換した。

 新規の要望では、糸満市から、市が現在計画している交流拠点「糸満市文化・平和・観光振興センター」を市内の県水産海洋技術センター跡地に建設したいとする声が上がった。それに対し県は「市の計画を踏まえ検討する」とした。
 八重瀬町はサトウキビの増産に向け、ハーベスター(収穫機械)の国と県による購入補助率を確保することを要望。与那原町は豪雨の際に発生する運玉森の土砂流出対策を求めた。
 その他、久米島町は「イネヨトウの交信かく乱法による防除の牧草地などへの拡充」、座間味村は「阿嘉漁港内の廃船、廃車処理の指導」、粟国村は「東海岸線の防潮堤改修」について要望した。