全国農業協同組合中央会(JA全中)など5団体は27日、米ハワイ州マウイ島で環太平洋連携協定(TPP)の閣僚会合が始まるのを前に、コメなどの農産物重要5項目の保護を政府にあらためて求める緊急集会を東京都内で開いた。
農産物をめぐってJAグループや農家は、コメの輸入量が増えたり、安い乳製品などが流入したりして、経営を圧迫されるのではないかという強い懸念を持っている。
JAグループは、2010年に民主党政権がTPPの交渉参加の検討を表明した当初から、一貫して反対してきた。反対集会は東京だけでなく、地方でもたびたび開催され、多いときは数千人の農家らが集まった。
(共同通信)