三菱自、米国での自動車生産撤退 岡崎工場に集約、30日決定


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 三菱自動車は27日、2015年11月末で米国での自動車生産から撤退すると正式発表した。岡崎工場(愛知県岡崎市)に生産を集約、米国の工場は売却先を探す。30日の取締役会で決定する。

 三菱自は米国のイリノイ州にある工場で北米やロシア、中南米向けに、スポーツタイプ多目的車(SUV)の「アウトランダー・スポーツ(日本名はRVR)」を生産している。
 しかし、北米での販売が伸び悩んでいることに加え、14年度後半からは生産台数の約3分の1を占めていたロシア向けの販売も低迷。年間の生産能力約12万台に対し、14年の生産台数は6万台あまりにとどまり、採算が悪化していた。
(共同通信)