シャープ、希望退職の募集開始 3500人で150億円減


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 経営再建中のシャープは27日、国内全社員の約15%にあたる3500人規模の希望退職の募集を始めた。対象は本体と主要子会社に勤める45~59歳で、期間は8月4日まで。中期経営計画で掲げた経費削減策の一環で、2015年度下半期に約150億円の削減効果を見込む。

 12年に実施した前回の希望退職では、募集した2千人を大幅に上回る応募があり、2960人が退社した。今回は対象年齢を5歳引き上げたこともあり、再就職への懸念から慎重な姿勢の社員が多いといい、会社側が退職を迫る場面も出てきそうだ。
 割増退職金は最大で50歳の26カ月分に設定、全年齢で前回より減らした。
(共同通信)