最低賃金、平均18円上げ 過去最大、景気を反映 


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 厚生労働相の諮問機関である中央最低賃金審議会の小委員会は29日、2015年度の地域別最低賃金の改定について全国平均の時給で18円引き上げ798円とする目安をまとめた。目安通り引き上げられれば、14年度の16円増を2円上回り、02年度に現在の方式になって以来、最大の引き上げ幅となる。

 景気の回復傾向を反映したことに加え、安倍政権が大幅な引き上げに意欲的なことも影響。2桁の引き上げは4年連続で、東京、神奈川では初めて900円台となる。
 最低賃金は都道府県ごとに決められ、小委員会が示した各地の上げ幅の目安は16~19円とした。
(共同通信)