財務省は29日、全国財務局長会議を開き、4月下旬~7月下旬の全国の景気が「緩やかに回復している」との判断を示した。前回4月の会議の「回復の動きが続いている」より表現を強め、2014年1月以来、1年半ぶりの上方修正。各地の景気が回復段階に入っているとの見方を明確にした。
会議では、菅原一秀財務副大臣が麻生太郎財務相のあいさつを代読し「安倍内閣の2年半にわたる経済政策の結果、経済の好循環が着実に回り始めている」と強調した。一方、最近の中国株の下落などを念頭に「国内外の経済・金融情勢は、さまざまな事案が見られることに留意する必要がある」とも指摘した。
(共同通信)