東芝は29日、利益水増し問題に関し、室町正志社長ら役員16人の給与の減額に加え、執行役1人が同日付で辞任する追加処分を発表した。室町社長は50%の減給で、これまでに決まっている減給分と合わせると、計90%の減給になる。
新たに辞任したのは大角正明執行役上席常務。第三者委員会で水増しが指摘されたテレビやパソコン事業のトップを務めていた。減額は、社外4人を含む全取締役計8人のほか、執行役8人。
東芝は水増し問題でこれまでに、田中久雄前社長ら歴代3社長に加え、ほかの取締役6人も辞任している。
(共同通信)