県警へのDV相談355件 ことし上半期、前年比16件増


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 2015年上半期(1~6月)に県警に寄せられたドメスティックバイオレンス(DV)の相談件数は355件で、前年同期から16件増加した。DVの相談件数は10~14年で増加の一途をたどっている。14年は過去最多の715件だった。県警が30日発表した。

 被害者は20~40代の女性が中心で男性は13人。夫婦間で最も多く224件、次いで同居が45件、内縁関係が36件。
 上半期の相談のうち、傷害や暴行などのDV事案で前期比5件減の42人が摘発された。このうち25人(約59%)は飲酒中だった。
 加害者との同居を強制的に解消させたり、電話を禁止させたりする保護命令は上半期で2件増の35件。
 一方、ストーカー事案の相談件数は9件減の71件。