高文祭、放送・朗読小部門で中山さん1位 受賞4年連続


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放送部門の朗読小部門で優秀賞に輝いた中山優花さん=1日午後、滋賀県栗東市の栗東芸術文化会館さきら

 【滋賀県で黒田華】第39回全国高校総合文化祭最終日は1日、滋賀県各地で行われ、放送部門の朗読小部門で中山優花さん(那覇国際高3年)が1位に相当する優秀賞に輝いた。144作品から8作品が選ばれた。放送部門での同校の優秀賞は4年連続の快挙。中山さんは「楽しもうと思って来たのでとてもびっくりした」と喜んだ。

 中山さんは31日、栗東市の栗東芸術文化会館さきらで、池上永一さんの「バガージマヌパナス わが島のはなし」から、年老いた女性が海辺で独白する場面を朗読した。沖縄らしさを出そうとウチナーヤマトグチの多い場面を選び、発表前夜までイントネーションなどの表現を磨いた。「沖縄のゆったりとした雰囲気を再確認できた」と話す中山さん。顧問の當山裕美教諭は「作品を読み込む力がある」と評価した。
 吹奏楽部門は守山市民ホールでコザ高52人がエイサーや舞踊も織り交ぜて沖縄色を前面に出した演奏で会場を盛り上げた。