【アメリカ】恒例ピクニックに700人 北米県人会


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 極端に年間雨量の少ない南カリフォルニアでは連日晴天続きで青空が広がる中、北米沖縄県人会は夏真っ盛りの7月12日に恒例のピクニックを開催した。ロサンゼルス市に隣接するモンテベロ市のウイッティアナロ公園には700人余が集まり盛大だった。

琉球民謡、舞踊、若者たちによる演奏、フラダンス、ゲームなど、久しぶりに会う友人との触れ合いに、時間を忘れて語り合う人々の姿が見られた。
 アメリカは9月が新入学式の始まり。それに合わせてことし高校を卒業し大学に入学が決まった県系子弟5人の成績優秀者に北米沖縄県人会から奨学資金が授与された。その後子供のゲームがあり、玉入れ競争や、二人三脚、水入り風船投げ、綱引きなどに一喜一憂する子供たちの姿を見て父母の笑顔に満ちあふれた光景が印象深く感じられた。
 エンターテインメントでは沖縄から特別に「バンジョーアイ・ウイズ・ジムロック」がバンジョーとウクレレで演奏、拍手喝采を浴びた。沖縄でバンジョー演奏する唯一のグループで、フォークソング、カントリーウエスタン、沖縄民謡などバラエティーに富んだ曲目がピクニック参加者の注目を集めた。
 その後「獅子舞」や琉球國祭り太鼓などの披露、最後は「盆踊りエイサー」を輪になって踊り、散会した。
(当銘貞夫通信員)

奨学金を授与され大学入学が決まったフレッシュマンの学生ら=7月12日、ウイッティアナロ公園
バンジョーとウクレレで演奏する「バンジョーアイ」の2人=7月12日、ウイッティアナロ公園