香港の子、日本学ぶ 体験入園で交流 那覇市


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ウエルカムパーティーで自己紹介して歓迎を受け、喜ぶ香港の園児=7月27日、那覇市銘苅の「デューキッズなないろ」

 1歳から5歳児を対象に、英語教育を行う那覇市銘苅のインターナショナルスクール「デューキッズなないろ」で7月27日から、香港の2歳から6歳までの園児が体験入学している。同日は、英語でコミュニケーションを取りながらリズム遊びをするなどして交流を深めた。

 「なないろ」運営主体の「二千年」(上原千香子社長)が、国際交流を通じて園児に異文化に興味を持ってもらおうと受け入れた。14日までの3週間にわたって、香港で日本語を学ぶ園児10人が「なないろ」で学ぶ。
 同日は、両親らが見守る中、香港の園児のウエルカムパーティーが行われた。園児らは恥ずかしそうにしながら英語で1人ずつ自己紹介。歓迎の花飾りを首にかけてもらい、遊戯やリズム遊びをして交流した。両親らはその様子をうれしそうに見詰めていた。
 ケイマン・イプちゃん(6)は「日本語をたくさん勉強して、お友達と日本語で話してみたい」と意欲を見せた。母の林麗珍さんは「日本語を学ぶチャンスだと思い参加させた。上達してもらいたい」と期待した。香港では、子どもの世話をヘルパーがすることが多いといい、別の保護者は「沖縄では何でも自分でやる習慣を付けさせたい」と話した。
 「なないろ」の園児の新垣真央ちゃん(5)は「ままごとをして遊びたい」と笑顔。4・5歳児クラス担任の亀谷弥佳(みか)さんは「お互いの文化を教え合って仲良くなってもらいたい」と話した。