スマホアプリ利用、タクシー料金をネット決済


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖東交通(西原町)はタクシーの日の5日に合わせて、スマートフォンの無料アプリケーション「全国タクシー配車」の利用者を対象にクレジットカードのネット決済を可能にするサービスを開始する。併せて、無料通信アプリLINE(ライン)でも同様のサービス「LINE TAXI」を提供する。

同サービスにより、利用者は降車時の支払いやサインなどの手間が不要になる。同様なサービスは県内初。
 これまでも沖東交通のタクシーはカード決済が可能だったが、降車時に端末処理やサインする必要があった。今回始める二つのサービスは事前にいずれかのアプリを起動し、カード情報を画面上で登録し、配車依頼時に「ネット決済利用」を選択すれば、自動的に料金が支払われる。利用者には翌日までに利用明細がメールで届く。
 「LINE TAXI」利用者の料金支払いは、ラインの送金・決済サービス「LINE Pay」を通じて行われる。ラインを利用したタクシーの配車サービスは県内では沖東交通のみが担う。
 「全国タクシー配車」は衛星利用測位システム(GPS)を活用したアプリで、全国どこにいても画面上からタクシーを呼べるサービス。県内では、沖東交通が2013年から始めた。
 ネット決済は、日本交通と日本マイクロソフトが共同で開発したサービス。沖東交通のネット決済が可能な地域は、那覇市、浦添市、宜野湾市、沖縄市、うるま市、豊見城市、西原町、北谷町、南風原町、与那原町、恩納村、北中城村、中城村の6市・4町・3村。