8・8・8・6「難しい」 北海道の児童、琉歌作りに挑戦


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長嶺八重子さんを講師に琉歌を作る北海道浜中町の児童ら=7月30日、恩納村コミュニティーセンター

 【恩納】村内外から琉歌を募る「第25回琉歌大賞」(同実行委員会主催)に関連して7月30日、恩納村商工会青年部は恩納村コミュニティーセンターで北海道浜中町の小学5、6年生の児童8人を対象に琉歌教室を開いた。

児童らは初めての琉歌作りに頭を悩ませながらも、一生懸命に琉歌を生み出した。
 恩納村と浜中町の両商工会青年部は20年間交流事業を続けており、児童らは7月29日から3日間、県内を訪れていた。
 浜中町の児童への琉歌教室は、同大賞の25回目の開催を記念して初めて行われた。講師は村文化協会琉歌会の長嶺八重子さん(69)が務めた。児童が作った琉歌は大賞に応募する。ことしのテーマは「親」。
 「8・8・8・6」の琉歌のリズムに当初「(5・7・5の)俳句に慣れているから難しい」との声も聞かれた。
 一番乗りで作品を仕上げた新岡慎之介君(6年)は「母親の料理 いつも同じでも 思い込められて 感謝いっぱい」と詠んだ。「忙しくて同じメニューも多いが、たまに味の違いを感じる」と感謝の思いを口にした。