おきなわ文学賞、漫画部門が復活 ファミマと提携


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おきなわ文学賞の漫画部門復活と県産マンガ雑誌「ファミマガ」とのコラボを発表する平田大一県文化振興会理事長(左)と比嘉智沖縄ファミリーマート広報・マーケティング室長=4日、那覇市の沖縄産業支援センター

 県文化振興会(平田大一理事長)が主催する第11回おきなわ文学賞で2年ぶりに漫画部門が復活する。3月に漫画雑誌「ファミマガ」を創刊した沖縄ファミリーマートとコラボし、受賞作品は来年2月に発行される第5号に掲載される。

新たに漫画原作も募集する。4日、平田理事長と沖縄ファミリーマート広報・マーケティング室の比嘉智室長が記者会見を開き発表した。
 平田理事長は「漫画部門は必要かという議論があり、昨年休止した。そこへ『ファミマガ』が創刊された。コンビニで読者が受賞作を手に取る機会ができると、ファミリーマートさんにコラボを申し入れた」と経緯を説明。「漫画の可能性を感じている。吹き出しの中(の言語)を変えれば世界中に通用する。沖縄の空気感を世界に発信するという壮大な夢を持っている。たくさんの応募を期待しています」と語った。応募期間は9月1~30日。
 同賞はほかに小説、詩など8部門がある。これまで県外・国外在住者については出身者しか応募できなかったが、今回から出身者だけでなく県系人全てに対象を拡大する。問い合わせは(電話)098(987)0926。