写真甲子園 浦添工が優勝 特別賞も受賞


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優勝した(左から)浦添工業高校3年の宮平愛美さん、普天間皐月さん、2年の佐和田星さん、監督の仲眞富夫教諭=7日午後8時ごろ、北海道東川町

 【北海道で安富智希】第22回全国高校写真選手権大会「写真甲子園2015」が7日、閉幕を迎え、浦添工業高校が全国514校の頂点に立った。浦添工が優勝するのは2012年以来3年ぶり2度目。同校から出場したのは3年の宮平愛美さん(17)と普天間皐月さん(18)、2年の佐和田星(あかり)さん(16)の3人。浦添工は出場選手が選ぶ特別賞と地元住民が選ぶ特別賞も受賞した。

◆「文句なし」審査員絶賛
 【北海道で安富智希】第22回全国高校写真選手権大会「写真甲子園2015」に九州・沖縄ブロックの代表校として出場した浦添工業高校は7日、2012年以来3年ぶりに王座に返り咲いた。優勝校が発表されると、出場した3選手からは笑みがこぼれた。
 栄冠を勝ち取った浦添工は12年の優勝以来、準優勝(13年)、優秀賞(14年)と上位に食い込んだが年々順位が低下。
 主将の宮平愛美さんは「順位が下がってきていると言われるのが嫌だったから、優勝したかった」と安堵(あんど)の表情を見せた。普天間皐月さんは「表彰式で最後まで名前が呼ばれなくて怖かった。うれしい」と喜んだ。唯一2年生の佐和田星さんは「次回は連覇を目指す。同級生と経験を共有したい」と次回を見据えた。
 浦添工の作品には競技初日と2日目、審査員から技術の高さを評価する声がある一方で「安定感はあるが驚きがない」などの厳しい指摘もあった。しかし、最終日の作品「日常」は、審査員から「文句のない作品を見せてもらった」「群を抜いてレベルが高い」などと終始、絶賛を受けた。