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【宜野座】ペルー、ブラジル、アルゼンチンの南米3カ国から宜野座村にルーツのある研修生を受け入れる「第30次南米三カ国青年研修生受入事業」の開講式が3日、村立中央公民館で開かれた。研修生は10月30日まで、日本語や琉球舞踊などの研修のほか、村内を中心に地域の人々と交流し、沖縄や宜野座への理解を深めていく。
事業は毎年行われており、今回で30年目を迎えた。
研修生は、伊芸小波津ヘラルドさん(28)=ペルー出身3世、清水エセキエル・アンドレスさん(21)=アルゼンチン出身3世、マシマ・クリスチエ・ユキさん(21)=ブラジル出身4世=の3人。
3人はそれぞれ日本語を読み上げてあいさつした。伊芸さんは「祖父が沖縄の美しさをよく話してくれた。ウチナーンチュの気持ちを知りたい。私はとても幸せ。いっぺーにふぇーでーびる(大変ありがとうございます)」と述べた。
當眞淳村長はスペイン語とポルトガル語で「ようこそ、こんにちは。當眞淳です」とあいさつし、「異国で不安もあるかもしれないが、地域との交流を大事にして充実した研修にしてください」と歓迎した。