7月の中国、物価1・6%上昇 政府目標下回る


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 【北京共同】中国国家統計局は9日、7月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で1・6%上昇したと発表した。上昇率は6月の1・4%と比べ拡大したが、政府が掲げる通年平均の目標である3・0%を大きく下回った。消費が力強さを欠いている。

 野菜や肉類、衣類などが値上がりした。卵や果物、油脂、酒類のほか、自動車燃料・部品などの価格が下がった。
 同時に発表した7月の工業品卸売物価指数(PPI)は5・4%の下落で、3年5カ月連続で前年同月を下回った。下落率は6月より0・6ポイント拡大した。需要不足で原料などの価格低迷が続いている。
(共同通信)