東洋ゴム、304億円の特損計上 免震不正で


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 東洋ゴム工業は10日、2015年6月中間連結決算で、免震装置ゴムのデータ改ざん問題の関連費用として、計304億円を特別損失に計上したと発表した。1~3月期で140億円を損失に計上しており、今回164億円を追加計上した。特損の追加計上で6月中間連結決算の純損益は41億円の赤字に転落した。

 問題の免震装置が使われた154棟について、交換が必要な装置約3千基の開発や改修工事費などの費用を引き当てた。
 東洋ゴムの山本卓司社長は大阪市で記者会見し、免震装置事業について「154棟の交換を終えても、事後の(検査などの)対応は続く」と述べた。
(共同通信)