川内1号、制御棒検査実施 九電、11日に再稼働


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 九州電力は10日、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉内の核分裂を抑える制御棒の駆動検査を実施した。異常がなければ、11日に原子炉から制御棒を引き抜いて起動し、再稼働させる。新規制基準に適合した原発の再稼働は全国で初めて。

 10日の検査は、緊急時に原発を止めるため、制御棒が規定時間内に原子炉に挿入できるかを確認。11日に原子炉を起動させた後は、約半日後に核分裂が安定的に持続する臨界に達する見通し。14日にも発電と送電を開始する見込みだ。9月中旬の営業運転開始を目指す。
(共同通信)