照屋氏に県政策参与の委嘱状 「役に立ちたい」


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翁長雄志知事(右端)から県政策参与の辞令交付を受ける照屋義実氏(手前左)=10日午後、県庁

 翁長雄志知事は10日、新たな県政策参与として、前県商工会連合会会長の照屋義実氏(67)に委嘱状を交付した。任期は2016年3月31日までで非常勤。照屋氏はしまくとぅばや空手など沖縄の伝統文化の保存継承、中小企業振興の分野で調査研究や提言をする。

 照屋氏は「(任務は)誇りある豊かな沖縄というアイデンティティーを深める作業に直結する。中小企業振興と絡めながら、役に立ちたい」と抱負を述べた。
 委嘱状を手渡した翁長知事は「沖縄文化の根源であるしまくとぅばの保存、普及、継承や、空手の発祥地沖縄のさらなる発展に、また地域を支える中小企業などが社会の変化や多様なニーズに対応し、着実な成長発展を遂げるため、力添えをお願いしたい」と激励した。
 照屋氏は、県建設業協会会長や県商工会連合会会長など県内の主要経済団体代表を歴任した。そのほか沖縄の空手主要4団体で構成する「沖縄伝統空手道振興会」の立ち上げにも経済界有志の一員として支援し、しまくとぅば連絡協議会の会長も務めた。
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