農産物輸出、最高25%増 上半期、アジアに日本食


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 農林水産省が10日に発表した2015年上半期(1~6月)の農林水産物の輸出額は前年同期比24・9%増の3547億円となり、伸び率、金額ともに上半期の統計を始めた05年以降の最高を記録した。世界的な日本食ブームや、アジアを中心にした生鮮食品の需要の高まりを受けて、急拡大した。

 政府は16年に7千億円、20年に1兆円という輸出額の年間目標を掲げており、14年は6117億円だった。輸出は下半期に増える傾向があり、15年のうちに7千億円の目標を達成する可能性が出てきた。
 農水省は「外国人観光客が、帰国後に日本産を買う動きが広がっていることなどが影響した」と分析。
(共同通信)