【ロンドン共同】ロシア国家統計局が10日発表した同国の4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、前年同期比4・6%減少した。原油安や物価上昇に伴う消費低迷が響いた。英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)などによると、金融危機の影響で経済が低迷していた2009年7~9月期以来の下げ幅という。
1~3月期のGDPは2・2%減で、2四半期連続のマイナス成長となった。ロシア経済が景気後退局面にあることが、統計上も裏付けられた形だ。
ロシアは昨年12月の通貨ルーブル急落の影響で、7月の消費者物価が約15%上昇するなど深刻なインフレに悩まされている。
(共同通信)