7月の通貨供給量3・3%増 輸出や貸し出し増が影響


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 日銀が11日発表した7月のマネーストック(通貨供給量、月中平均残高)速報によると、現金や国内銀行への預金など世の中に出回る通貨の合計を示す「M3」は、前年同月比3・3%増の1228兆4千億円となり、4カ月連続で過去最大を更新した。輸出の増加や銀行貸し出しの拡大などが影響した。

 M3に含まれる「現金通貨」は5・2%増の86兆7千億円。給与やボーナスの増加を受け、統計開始の2004年4月以来最大の伸び率となった。普通・当座預金の残高を示す「預金通貨」は5・7%増の532兆5千億円だった。
(共同通信)