日本マクドナルドホールディングス(HD)が12日発表した2015年6月中間連結決算は、純損益が262億円の赤字(前年同期は18億円の黒字)だった。中間赤字としては01年の上場以来最大。昨年からの食の安全をめぐる問題で顧客離れが続き、売上高が前年同期比29・5%の大幅減となったことが響いた。
本業のもうけや損失を示す営業損益は182億円の赤字(前年同期は35億円の黒字)だった。さらに経営の立て直しを進めるため店舗閉鎖や人員削減に必要な費用を特別損失に計上したことから、純損失が拡大した。
サラ・カサノバ社長は決算会見で「取り巻く環境は依然厳しい」と説明。
(共同通信)