東芝、損失1千億円超も 利益水増しで15年3月期


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 東芝が利益水増し問題で発表を延期している2015年3月期連結決算で、1千億円超の損失を計上する公算が大きいことが12日、分かった。水増し問題を受けて事業の資産価値を見直しており、半導体や白物家電、米国の原発などに関する損失が響くとみられる。

 第三者委員会や社内の調査で、09年3月期から14年4~12月期までに水増しが判明した利益計1562億円に関する修正とは別に計上する。東芝は問題発覚前、15年3月期の純利益予想を1200億円としていたが、資産見直しの影響で純損益が大幅に悪化し、赤字に転落する可能性もある。
(共同通信)