県内6団体出展 5万人に県産品PR 中国産業交易会


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世界約50カ国から600超の企業・団体が出展する第1回中国・深■華人華僑産業交易会=13日、中国の深■市

 【深■から呉俐君】第1回中国・深■華人華僑産業交易会(中国内外の華人華僑38団体などでつくる同実行委員会主催)が13日、中国の深■市で開かれ、沖縄から6企業・団体が出展した。約5万人の参加者に県産品や県観光などをPRした。交易会は14日まで。

 今回の交易会は文化観光、海外投資、金融、不動産投資など六つのテーマに分かれ、日本やカナダ、スペインなど約50カ国から600以上の企業・団体などが1500ブースを出展した。主催者の一つである日本沖縄華僑華人総会(東江芝軍会長)が日本各地の華僑華人団体を代表し、出展企業を募った。沖縄から新垣通商(那覇市)、化粧品販売のやんばる彩葉(本部町)、貿易業の世界船舶(那覇市)、県香港事務所などが参加した。
 深■は中国広東省南部に位置し、中国で初めて経済特区に指定された。
 東江会長は「沖縄と中国は昔から緊密な交流があるため、実行委員会から主催者として依頼された。交易会を通して、県観光や県産品を世界へPRしていきたい」と話した。今回日本は10ブースを出したが、来年以降、倍以上を出展する意向だという。出展企業の新垣通商の新垣旬子社長は「交易会は県産品を世界へ発信するチャンスであり、中国に沖縄を理解してもらうきっかけになる」と期待した。

※注:■は土ヘンに「川」