香港と経済連携確認 知事、国際見本市も視察


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フードエキスポでANACargoの担当者(右から2人目)から沖縄貨物ハブについて説明を受ける翁長雄志知事(右端)=14日、香港(県商工労働部提供)

 香港を訪れている翁長雄志知事は14日、香港貿易発展局のマーガレット・フォン総裁と面談し、連携協定(MOU)に基づき、今後も経済連携の協力関係を築いていくことを確認した。

 翁長知事は、沖縄と香港の互いの企業取引拡大や今後の意見交換などについてフォン総裁に要望した。フォン総裁は、香港で沖縄が観光地として人気があることや沖縄の食の認知度が高まっていることについて説明した上で、MOUに基づき今後も相互の協力関係を継続していく意向を示した。県と香港貿易発展局は2014年8月にMOUを締結している。
 翁長知事はこのほか、香港貿易発展局が主催する香港最大の見本市「香港フードエキスポ2015」やマカオの統合型リゾート(IR)施設を視察した。
 フードエキスポで、県とANACargo(カーゴ)、ヤマト運輸が共同で出展しているブースを視察。県物産公社が展示している県産品を試食したり、ANAカーゴやヤマト運輸の担当者から沖縄貨物ハブについて説明を受けたりした。マカオのIR「ザ・ベネチアン・マカオ」で、面積7万5千平方メートルの大型展示会場やカジノを視察した。