【ハワイ】県議団がハワイ訪問 友好関係の深化再確認


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 喜納昌春県議会議長をはじめ県議会議員16人が4日、ハワイを訪れ、ハワイの県系議員や、県系人が経営するビジネスなどを訪問した。一行はカナダで行われたカナダ移民115周年記念式典に参加したメンバー。

 午前にハワイ州庁舎を訪れ、県系議員らと対談した。ハワイ―沖縄の友好関係の深さを再確認するとともに、将来にわたり絆を深めていこうと話し合った。
 午後は県系人が経営する3社を訪問した。最初に訪問したアロハ豆腐は1950年、県系1世の上原亀三郎さんと妻の鶴子さんが、友達の豆腐屋を譲り受けてスタートした。豆腐はもちろん、豆乳やおからを使ったオリジナル商品が地元の人に人気。現在は3代目で孫の上原ポールさんが経営している。
 次に訪れたWCITアーキテクチャーは、現ハワイ沖縄連合会会長である比嘉マークさんが、ほかの3人のパートナーと共同経営する建築設計事務所だ。2000年に創設し、ワイキキをはじめ、離島のリゾートホテルやコンドミニアム、ハワイ大学などの教育施設などの設計を手掛ける。
 最後に訪問したジッピーズはハワイで一番人気のファミリーレストランで、24カ所の店舗がある。1966年に県系2世の比嘉チャーリー、フランシス兄弟によって創業された。
 レストランのほか、ベーカリーやケータリングサービスなどに事業を拡大し、2400人の従業員が働く。現在はフランシスさんの息子の比嘉ジェイソンさんが経営している。
 喜納議長は「ウチナーンチュがこんなに活躍している姿を見られて、とても誇らしく思う。今後ますますの発展を期待している」とあいさつした。
(比嘉具志堅華絵通信員)

県系人の比嘉ジェイソンさんのファミリーレストラン・ジッピーズを訪問した沖縄県議団一行=4日、オアフ島
ジッピーズの比嘉ジェイソンさん(左)に琉球漆器を手渡す喜納昌春県議会議長=4日、オアフ島のファミリーレストランのジッピーズ
上原ポールさんのアロハ豆腐を試食する県議団ハワイ訪問団メンバーら=4日、オアフ島