カタログ通販大手のニッセンホールディングスは17日、「ニッセン」ブランドで展開するソファなど大型家具事業から来年2月をめどに撤退すると発表した。経営合理化の一環で、グループ従業員計約700人を対象に120人の希望退職を募集し、役員報酬もカットする。
事業撤退に伴う特別損失約57億円を2015年12月期連結決算に計上する。三重県いなべ市の大型家具の配送センターは売却する。
ニッセンHDは17日、15年12月期連結決算の業績予想を下方修正し、売上高を従来の1776億円から1620億円に引き下げ、純損益は54億円の赤字から119億円の赤字になるとした。
(共同通信)