15年米牛肉、3年ぶり輸出減へ ドル高影響、日本向け不振


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 【ワシントン共同】米国産牛肉の輸出量が2015年に3年ぶりに減少に転じる見通しであることが20日、分かった。最大の輸出先である日本向けは2年連続で前年の水準を下回る公算が大きい。ドル高の影響で、他の国の牛肉に比べて価格が相対的に割高になっているためだ。牛肉と並ぶ主要な畜産物である豚肉の輸出も落ち込みが避けられないとみられる。

 米国食肉輸出連合会によると、15年1~6月の牛肉の輸出量は前年の同じ時期に比べ10%少ない約38万トンだった。このうち日本向けは約9万トンで4%減少した。日本以外の主要な輸出先であるカナダやメキシコ、香港向けも振るわなかった。
(共同通信)