難病の多発性硬化症などを患い、リハビリ中の落語家林家こん平さん(72)が22日、東京都豊島区のホールで開かれた「都電落語会」の1周年記念イベントに登場した。1周年について「本当に良かったですね」と話し、笑顔を見せた。
都電落語会は、こん平さんを中心に昨年8月から都電荒川線の車両内で月1回ずつ開催。出発の際に毎回こん平さんが掛け声をかけ、観客を楽しませている。
記念イベントでは、こん平さんが壇上から「1、2、3、チャラーン!」と大声であいさつ。孫の笠井勝利君(11)と共に落語「寿限無」の一部に挑戦する一幕もあった。
(共同通信)