NY原油続落、一時37ドル台 6年半ぶり安値水準


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 【ニューヨーク共同】週明け24日のニューヨーク原油先物相場は、中国経済の先行き懸念などを背景に大幅続落し、指標の米国産標準油種(WTI)10月渡しが一時、約6年半ぶりの安値水準となる1バレル=37・75ドルをつけた。終値は前週末比2・21ドル安の1バレル=38・24ドルだった。

 上海株急落を受けて、中国の景気悪化で原油需要が減るとの懸念から売り注文が膨らんだ。イランの石油相が、同国に対する経済制裁が解除されればシェア確保のために原油を増産するとの意向を示したと伝わり、世界的な供給過剰感も一段と強まった。
(共同通信)