シャープ、液晶売却を検討 台湾企業と交渉、JDIも


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 経営再建中のシャープが主力の液晶パネル事業を売却する検討に入ったことが28日、明らかになった。売却先として、既に資本提携交渉をしている台湾の鴻海精密工業に加え、液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)の名前が浮上している。年内にも方向性にめどをつけたい考えだ。

 シャープは液晶事業を社外に切り離して新会社をつくった後に、他社から50%超の出資を募り、経営権を引き渡す可能性がある。
 液晶はシャープの売上高の約3割を占める看板事業だが、2015年4~6月期は中国市場の苦戦で137億円の営業赤字になるなど不振が続く。
(共同通信)