維新の党 下地、儀間氏は残留


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 維新の党の橋下徹最高顧問と松井一郎顧問が離党するなど党内の対立が起きている中、同党に所属する県出身の下地幹郎衆院議員と儀間光男参院議員はそれぞれ党に残る意向を示している。

 下地氏は「橋下氏は世論調査でも首相候補の2番目に選ばれた。普天間飛行場のオスプレイの八尾空港移転などを提示し、沖縄の基地問題にも貢献した」と橋下氏を評価した。橋下氏との関係で維新入りした経緯から、橋下氏と共に党を去る可能性はないか尋ねたところ「今は橋下氏をどうすれば党に呼び戻すかを考え、その努力をすべき時だ」とし、当面は党に残る考えを強調した。
 県総支部代表の儀間氏は「大阪派でも東派でもなく『維新の党』派だ」と述べ、党に残る考えを示した。今後の党の在り方については「11月に行われる代表選挙で選ばれる新しい代表の下で人事などを考えさせるべきだ」と言及した。橋下氏らの離党に「この党は橋下さんと松井さんなしに選挙を戦えないことははっきりしている。2人が党に戻ってこられる環境をつくるべきだ」と述べた。