興南中生が会社設立 「スウィートン」一次産業を支援


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株式会社「Sweeton」を起業した興南中学の生徒=27日午前10時半ごろ、那覇市の興南中学校

 興南中学校1~3年の生徒22人が28日までに、総合学習の一環で「株式会社Sweeton(スウィートン)」を設立した。

9月19日のオープンキャンパスで、「宮城ファーム」(沖縄市)が生産する沖縄ブランド豚「福幸豚(ふくゆきぶた)」のソーセージ(200円)を販売し、売り上げを株主に還元する。
 次世代リーダー育成を目指す総合学習プログラム「まなVIVA(ビバ)」の一環で、生徒による起業学習は初めて。生徒は21日、教諭らを対象に事業説明会を開き、1株千円の株式を66株集めた。利益が出れば分配する。
 生徒らは、県内の第1次産業で後継者不足や高齢化などの問題があることを学び、生産者の安定収入につなげようと株式会社を立ち上げた。社長を務める屋良歩君(14)=3年=は「この経験は将来役に立つと思う。全部売れるように頑張りたい」と意気込んだ。